美肌の秋はスキンケアだけじゃない!?
2022/09/20
【美は体の内から】
暑い季節も終わり、食欲のわく涼しい季節になってきましたね。
夏の終わりから秋にかけて、くすみや乾燥などの肌トラブルを気にされている方も多いのではないでしょうか。
この時期は、季節の変わり目であるのとともに、夏に受けたダメージがだんだんと肌に出てきます。
そこで今回は、美容・美肌に効果的な秋が旬の魚貝類を3つご紹介します。
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①アサリ
アサリは年に2回春と秋に旬を迎えます。
アサリには肌の潤いを保つ効果のあるカルシウムや、肌のハリに必要な亜鉛・鉄分などのミネラルと、コラーゲンを生成するために必要なグリシンという成分が多く含まれています。
コラーゲンは紫外線によってダメージを受けると減少すると言われており、その影響でシワやたるみが発生し、老化の原因になってしまいます。
日頃の紫外線対策と合わせて体内からもケアが必要だと言えるでしょう。
そこでおすすめの料理がアサリとトマトのぺペロンチーノです。
トマトに含まれるビタミンCは、コラーゲンの生成を促進させる成分です。
ただ、ビタミンCは熱に弱く壊れやすいため、生のトマトをカットしてパスタと和えるように盛り付けると良いでしょう。
アサリとトマトを一緒に摂ることで、グリシンとビタミンCでより美肌効果が期待できます。
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②サケ
サケは赤身だと思われがちですが、実は白身に分類されることはご存知ですか?
サケが赤身に見えるのは、「アスタキサンチン」という色素が含まれているからなのです。
このアスタキサンチンは、強い抗酸化作用があり、活性酸素やメラニンの生成を抑える効果があるので、紫外線を受けたお肌の老化を防ぐことで、シミやシワ、肌荒れの改善に役立つと言われています。
他にも、ビタミンA、B群(B1、B2、B6、B12)、C、D、Eなどの美肌に必要な栄養素が含まれており、
その中でもビタミンAは細胞の賦活作用が有るので、肌のターンオーバーを正常化し、肌を乾燥から守ってくれる効果があるので健康的な潤った美肌へと繋がります。
そこでおすすめしたい調理方法がサケのムニエルです。
ビタミンAは脂溶性ビタミンなので油との相性がよいため、油と一緒に調理することにより、体内への吸収率がアップします。
溶け出たビタミンAがもったいないので、ムニエルの調理後のフライパンに残った油で、ソースを作って余すことなく栄養素を摂り入れましょう。
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③サンマ
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秋を代表する味覚の魚と言えばやっぱりサンマですよね。
サンマの脂にはDHAやEPAが豊富に含まれています。
DHAやEPAは血液の質を改善し、血液をサラサラにする効果があります。血流がスムーズになることで肌の血色が良くなりくすみ改善へと繋がるのです。
ただ、EPAやDHAは熱を加えると溶けて流れ出てしまう性質があります。
そこでおすすめしたいのがサンマの炊き込みご飯です。煮てしまうと熱で溶けだしてしまいEPAやDHAを食すことが難しくなってしまいますが、
炊き込みご飯であれば、溶け出たEPAやDHAがお米に吸収され余すことなく摂ることができます。
ぜひサンマの美容効果を引き出す食べ方を試してみましょう。
旬の美味しい食材を食べながら、肌ケアができるのは非常に嬉しいですよね。
秋口に入り、肌トラブルが起きているなと感じている方は、毎日のスキンケアに加えて、ぜひ今回ご紹介した食材を食卓に取り入れてみてください。
日々のスキンケアだけではなく、栄養価の高い旬の食べ物で、体の内側から肌ケアをしていきましょう!
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