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肌のラメラ構造を整えるには?

2023/05/09

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「いつまでも若々しく美しい肌でありたい」これは女性も男性も共通の願い

 

最近、男性化粧品の売り上げが急上昇してるそうです。

昨今、美肌への願望は男女同等の時代になってきました。

性別、年齢に関係なく切っても切りはなすことができない化粧品は、お肌を整えるためのスキンケア商品、視覚に訴えるメークアップ商品等々・・・

正しいスキンケアでお肌を整えることにより、メークアップも一段と美しさを強化します。

 

美しいお肌を整える基本の三原則

 

◆洗う(清潔)◆

酸化した皮脂や化粧品、ホコリ、塵、細菌等を洗い流します。

肌に塗布した洗浄剤は、軽く優しく伸ばして汚れをなじませて流します。

お肌を強くこすって流しますと、肌表面の角質が無理にはがれ肌トラブルの原因になります。

 

◆潤す(保湿)◆

洗浄後のお肌は、水分が急激に蒸発し始めます。

たっぷりのローションで水分を補い、少し粘度のあるエッセンス等を軽く載せる感覚で塗布します。

 

◆保護する(護る)◆

夜のスキンケアはなるべくシンプルに、お肌もゆっくり休ませましょう。

朝は保湿を行い、必ずUV製品を使用しましょう。

SPF・PAの数値は、その日の行動する場所に合わせて選びましょう。

紫外線は、お家の中にも入ってきます。外出しなくても数値の低いUV製品は一年中使用することを、お勧めします。

 

 

お肌にとっての大敵は乾燥

 

そもそも人の体の60%は水です。

成人男性は体重の約60%、女性は約55%、肥満の人は50%程度で、やせた人だと65%、幼児は70%、新生児は77%、そして老人になると53%です。

赤ちゃんのぷるんぷるん肌と、お年寄りのたるんだ肌の違いが納得できます。

 

体に必要な栄養、体温、水分は生命を維持するために、先ずは体の内部に使われます。

一番外側にある、お肌(皮膚)には充分な量は届かないばかりか蒸発したり、放熱したり、外敵にさらされたりと、苛酷な状態にあります。

そのようなお肌(皮膚)を守っているのは0.2㎜の厚さの表皮細胞です。(図1)

 

図1 表皮細胞
図1 表皮細胞

 

表皮細胞は、下から基底層、有棘層、顆粒層、角質層の4層に分かれています。

角質層は皮膚の一番外側にあって、厚さは0.008㎜~0.01㎜です。

この角質層の水分が15%~20%あると、潤いのある美しいお肌といえます。

角質細胞は10層~20層からなっており、皮膚表面を守るために細胞の中にはNMF(天然保湿因子)で水分を保持し、細胞と細胞の間は細胞間脂質で埋め尽くされています。この細胞間脂質はラメラ構造(液晶構造)を持っていて、高い保湿力と持続性があり、お肌(皮膚)の潤いを保ってくれます。

 

 

ラメラ構造(液晶構造)とは

 

角質細胞の間を埋め尽くしている細胞間脂質は、油分と水分(結合水)がミルフィーユのように交互に重なり、規則正しく並んでいます。

これを「ラメラ構造」といいます。(図2)

油分と水分が重なり合うことで肌の水分蒸発を防ぎ、雑菌などの外的刺激因子の侵入をも防いでいます。

 

図2 細胞間脂質のラメラ構造拡大図
図2 細胞間脂質のラメラ構造拡大図

 

 

なぜ、ラメラ構造の製品がお肌(皮膚)にとって良いのか

 

角質層はサランラップ1枚の厚さです。

マイクロスキンスコープ(200倍)で肌表面を見ると、外敵による傷やこすれで角質がめくれてラメラ構造を持った細胞間脂質も壊され、乾燥したあれ肌になっています。

そこで、同じラメラ構造を持つ製品を塗布して、肌(皮膚)表面をもう一枚の皮膚でカバーすることにより、高い保湿が持続されます。

 

 

ラメラ構造6つの特徴

 

① 高い保湿力を持ち、持続性がある。
② 細胞間脂質と類似の構造をしているので、肌になじみやすい
③ 伸びが良く、擦っても構造が壊れにくい。
④ 薬剤を安定に配合でき、皮膚への浸透性も高い。
⑤ 結合水が多いことから防腐剤を減少できる。
⑥ 皮膚安全性が高い。 

 

若くて健康であれば全てにおいて再生能力は発揮できますが、体調の崩れや加齢などによっては皮膚表面から補ってあげることが必要です。

洗う(清潔)、潤す(保湿)、保護する(紫外線)、この三原則と同時に、食生活のバランスと生活のリズムを整えるように気を付けましょう。

 

ラミナーゼ モイストローション