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アルコールフリーなのに成分表にアルコール?理由をプロが解説

2026/04/10

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アルコールフリーなのに成分表にアルコール?理由をプロが解説


化粧品を選ぶとき、「アルコールフリーと書いてあるのに、成分表に“〇〇アルコール”とある…」

裏面の成分表示を見てモヤっとしたことはありませんか?


実はこの疑問、とても自然なものです。

ただし結論から言うと、成分表にかかれている「○○アルコール」は、いわゆる「アルコール(エタノール)」ではないんです。


アルコールフリーが指すアルコールと、そこに表示されている○○アルコールは、名前は似ていても、性質は水と油くらい違います。


その理由を詳しくご説明します!



■ そもそもアルコールフリーって何?

一般的に化粧品で「アルコールフリー」と表記されている場合、主にエタノール(揮発性の高いアルコール)を使用していないことを指します。


そしたら「アルコールフリーの化粧品にも含まれている○○アルコールって一体何なの?」と思われるかもしれません。

おおよその場合、それは「高級アルコール」というものです。


名前にアルコールとついていますが、エタノールのように揮発(蒸発)するものではなく、固体〜液体状の性質を持ちます。

化学的には同じアルコールに分類されますが、性質や役割は大きく異なります。


■ 高級アルコールの主な役割と種類


高級アルコールには、主に以下のような役割があります。


主な役割

 


  • 乳化を安定させる
  • テクスチャー、性状を調整する
  • 保湿をサポートする

乳液やクリームでは、油分と水分を均一に保つための「補助乳化剤」として働き、同時に適度なコクやなめらかさを与えます。


また、肌への伸びや使用感を向上させる重要な成分でもあります。


高級アルコールに分類される代表的な成分


  • ステアリルアルコール
  • セタノール
  • ベヘニルアルコール 等

高級アルコールは、スキンケアに欠かせない成分といえます。


Laminazeのラメラテクノロジーを使った商品では、主にラメラ構造を維持するために、高級アルコールは非常に重要な役割を担ってくれています。



■ エタノールの主な役割


一方で、アルコールフリーの対象である「エタノール」には、以下のような働きがあります。


  • 収斂(しゅうれん)効果
  • 溶剤(成分を溶かす)
  • 殺菌、静菌、抗菌
  • 清涼感の付与 等

身近な例でいうと:


 

・香水

香料を溶かす溶剤として、また揮発性の高さを利用して香りを立ち上がらせるために主成分として配合されます。

 


・化粧水
殺菌・静菌目的や、軽い使用感・清涼感を与えるために配合されます。

 


・消毒剤
高い殺菌効果があるため、手指消毒剤などの主成分として用いられます。


■ なぜ誤解が生まれるのか


こうした違いがあるにもかかわらず、どちらも「アルコール」という名前で表記されるため、一括りに同じものだと感じてしまう方が少なくありません。

その結果、「アルコールフリーなのにアルコールが入っている」という誤解につながっているのです。


■ 「避ける」ではなく「選べる」へ


エタノールにも、高級アルコールにも、それぞれ大切な役割があります。

大切なのは「イメージ」で判断するのではなく、成分の用途を知ること。


その時々の肌状態や好みに合わせて選ぶことが、心地よいスキンケアにつながります。

成分の違いを少し理解するだけで、スキンケア選びはより納得感のあるものになりますよ。



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